新聞販売店の所長に、面接時のポイントや販売店の仕事内容を中心に、これから販売店業界に転職してくる人達に参考になるようなお話をインタビューしました。

販売店所長へのインタビュー(3) 新聞販売店の仕事について


入店後はどのような仕事からスタートしますか?
新聞販売店での業務の中でも、最も基本業務である新聞の配達業務をまず一番に覚えてもらいます。 クラッチ付きのバイクに乗ったことのない人には、まずバイクに乗る練習からはじめます。朝刊の配達時を想定し、バイクの後ろに大きな荷物を積んだ状態で担当するエリアを配達順にバイクで走ることで、バイクの練習を兼ねて配達エリアの道に慣れてもらいます。
バイクの運転に慣れたところで、自分の配達エリアの配達順路・配達銘柄を覚えてもらい、実際に配達業務を行っっている先輩についてまわり、配達時の雰囲気を感じてもらいます。その中で、少しずつ配達も行なっていき最終的に1人で配達できるようになるまで指導します。
新聞販売店の仕事に慣れるまでどの位かかりますか?
まず配達が1人で出来るようになるのは、早い人で1週間程度、遅い人で2~3週間となります。配達業務を覚えた後は、担当エリアの管理やセールス・集金業務等を行いますが、ひと通り1ケ月間仕事を行えば、仕事内容はマスターできるでしょう。
ただし、新聞販売店の仕事は朝刊業務が夜中の2時頃からのスタートになりますし、朝刊配達後の休憩明けに昼には再度集合して、ミーティングを行いセールスや集金業務に出かけます。このように一般の他のお仕事に比べかなり不規則な時間での勤務時間となりますので、仕事の中身以上に、この生活リズムに慣れることに時間がかかる人が多いようです。
これらの生活リズムもあわせて仕事に慣れるには2~3ケ月かかります。
新聞勧誘セールスの仕事にノルマはありますか?
新聞販売店にとって、配達部数の維持は非常に重要なことですし、そのための新聞勧誘セールス活動は、専業社員が行う業務の中でも重要なものの1つです。 そこで当店では、ノルマというわけではありませんが、毎月目標は立てて仕事を行なってもらいます。 入店後最初の1ケ月間は、ベテラン社員が一緒に同行しながら新聞勧誘セールスについて指導を行なっていきますが、その後セールスに慣れてきましたら、1人でセールスに回るようになります。 そのため、セールスは1人での仕事になりますので、目標をそれぞれ個人でしっかりと立てたうえで、目標に向けてセールス活動を行います。 ただし、目標に達しなかったからといって、金銭的なペナルティを課すようなことはしません。
category : 新聞販売店所長の声 投稿日 : 2012.12.18